WALE〜ほっこり、にっこり〜

いつもの自転車置き場から忽然と消えてしまった私のチャリ助。

２２時くらいに呼び出されて、軽く飲んで帰ってきて深夜1時前後。
ふつうにいつもの場所に停めて、お家へ帰った。
そして翌日朝１０時前に、いつものようにヨガのレッスンへ向かおうと
オモテへ出たら...
外は晴れ晴れ、きもちいい光。
木々も活き活き。
いつもとかわらないギラギラバイクと、おしゃれバイク、かわいいチャリも
ママチャリも当たり前に並んでた。
、、、のに、
ひとつだけ違う。
私のチャリ助だけがいない。

よりによって選ばれるその確率っていうのを、どう受け取っていいものか。
言い方をかえれば、ヒキが強いのか。
いや、不運には違いないな。。
とりあえず、交番へ被害届。
ちょっと借りただけなんだ、、というのなら全然許すからそっと戻して
くれたらいいよ、と思う。
交番のおまわりさんは「全力で早く探し出すからね」と言ってくれた。
言葉だけでもありがとう。

以前別のときにいなくなったときには、自分で散歩していて見つけたことが
あったから、散歩がてら家の周辺５駅分、ぐるっと回ってみた。
けど、ふむ、そう簡単にうまいこといくなんて少ない。
３時間歩き回って、やるだけやったからあとはおまわりさんに任せようと思う。

鍵どうしたんだろう、、、その悪戯ビトは。

戻っておいで、私のチャリ助。

ある日の夜。
旅を終えたその日は、ごろごろごろと荷物を引きながら、ひとつのイベントが終わってしまった空虚なキモチと共に家路へと歩む。
とぼとぼとぼ。
家が近付くにつれて、寂しさも持ちつつも戻ってきた安堵感も徐々に湧く。
家の前、様子の変化に気づく。
数日前、確かに居たはずの自転車がない。
旅の余韻も一気に覚め、現実の世界に引き戻された。
悪い夢でも見てるのか？置いた場所を勘違いしているのか？