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2007年02月22日

『ペスト』 カミュ

pest.jpgペスト
カミュ
宮崎 嶺雄 訳
新潮文庫
¥780

相方に薦められてとうとう読みはじめました。
エイズ西ナイル熱鳥インフルエンザSARSエボラ出血熱狂牛病などなど、まだまだ人類とイタチごっこを続ける感染症。

この本を読むと中国のSARSの対応の遅れに対する国際的な非難や、執拗なまでの鳥インフルエンザの駆除作業、狂牛病対策としての牛丼販売自粛、成田空港近辺での検疫における蚊の採取など、なぜそんなにも恐れるのかがわかります。

閉鎖され、孤立した街がどうなっていくのか?
毎夜こわごわ読んでいます。

2007年01月26日

『ガンジー自伝』 マハトマ・ガンジー

gandhi_6.jpgガンジー自伝を読んでいます。
非暴力でイギリスから独立を勝ち取ったインド独立の父マハトマ[偉大な魂]・ガンジー。以前から気になっていたのですが、印旅でお札がみんなガンジーだったのを見てやっとこさ読み始めました。果物だけの食生活や、断食、性交渉を絶つ夫婦生活など、想像を絶する場面が多々有りますが、ハニカミ屋で頑固だけど機転のきく人間味のあふれる好人物な印象。宗教やイデオロギーをまたぎ人々を連帯させる姿は圧巻です。分厚いけれどグイグイ惹きこまれます。

2006年01月16日

『きょうというひ』 荒井良二

4776401533.01.LZZZZZZZ.jpgきょうというひ

表参道のCAFE SEE MORE GLASSに
立ち寄って買ってしまいました。

ちいさな いのりが せかいを かえる...

まさにそうだと思います。

今年はいのりからはじめる年にします。

2005年12月06日

みんなの落語

4056041857.01.LZZZZZZZ.jpg『みんなの落語』 Gakken mook
瀧口 雅仁 ¥1,890 (税込)
落語ってなに? 噺家って? 寄席ってどんなところ? 噺家名人列伝や人気の東西人気噺家紳士録など、初心者からマニアまで、わかりやすく落語と落語家を紹介。ファン垂涎の「名人傑作CD」と綴じ込み付録「あらすじで読む噺の手帳」付き。

最近チャリ通をはじめてから移動中の読書ができなくなってしまったので、うーん。と思っておりましたところ、立ち寄ったる書店にてこの本に出くわしました。そういやタイガー&ドラゴン効果や、六人の会主催の大銀座落語祭2005も大盛況(当日行ってはみたがどこも当日券が完売して入れなかった...)。とちょいとした落語ブームが到来しているらしいのですが、いかがなものでしょうか?
私的にはダイソーの100円CDや、図書館のレンタルCDをちょいちょいと集めて、iPodでPodcastingばりに聴くというのが通なんじゃねえかと通勤のおともにしている次第でございます。

みなさん、この師匠のこの一席というオススメがあれば教えてください。

2005年11月29日

ワイド版 『風の谷のナウシカ』 宮崎駿

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ワイド版『風の谷のナウシカ』7巻セット
「トルメキア戦役バージョン」
宮崎 駿(著)
価格:¥2,780 (税込) 安いっ!
アニメージュ
徳間書店

中学生の頃に4巻までは集めていたのですが、なかなか続編が出ずに読み進められないままでした...。なんと最後の7巻は1994年発刊。初巻発刊から10年もかかっていたのですね。
相方がそろえていて、この度読んてみたのですが...。メタ氏がいうようにこれの映画化きぼんぬ。

映画『風の谷のナウシカ』は7巻中2巻程度の内容。
それであれだけの傑作になっているのですから、
ロード・オブ・ザ・リングも真っ青の超大巨編ができる
にちがいありません。

ガンダムなども読むとわかりますが、少しアニメオタクの気持ちが察せられます。でもナウシカや、シータや、マチルダさんや、セイラさん萌えー、の気持ちまでは共有いたしかねます。あのバブリーな時代にものすごい洞察力で時代に警鐘を鳴らしていたのだな。と。

宮崎駿おそるべし。

死ぬまえに一度読んでください。

手塚治虫、石ノ森章太郎、永井豪などそうそうたる漫画の先哲たちもやはりおそるべき存在だと思います。

そういえば中学校の頃、校区外まで遊びに行きました。
友達とマクドに行って、ローラースケート場でクルクルすべっているだけで、ちょっと不良っぽいと思っていた頃。
友達に連れられてアニメイトに行きました。そこに飛行石の青いガラスでできたレプリカが売っていたのですが、¥800もして買えなかったのでした(当時のお小遣い¥1,500/月)。それ以来、その飛行石のレプリカは見かけません。樹脂でできた味気ないレプリカは売られています。アニメイトもそれ以来行ってないかも。

その瞬間はまさに空を飛べるような気がしていたのでした。

あー『ガンダム〜逆襲のシャア』観に行かずに『天空の城ラピュタ』観に行っとけばよかったなー...。今となってはどうでもいい話ですが...。

2005年11月14日

『さぶ』 山本周五郎


山本 周五郎 / 新潮社(1965/12)
Amazonランキング:24,743位

苦難や矛盾がひしめく世知辛い世間に浮かぶ人間模様。

栄二、さぶ、おすえ、おのぶ、与平、松田、清七、青木、岡安、万吉、金太、女衒の六、義一...

生粋の江戸っ子が息まく粋な台詞。その語り口が白けないよう、すっと挿しこむ絶妙な間合い。無駄なく細やかで秀逸な情景と心理描写、熟練の技でグイグイと読ませてくれます。

一気に読み終え、毎度『はぁ』と溜め息がこぼれてしまいます。

物語の奥底に流る人間への優しいまなざしに涙あふれます。

そしていつも生きることに希望を灯してくれます。

そう人はひとりでは生きてはゆけないのです。

きっとまた幾度も読み返すだろうと思います。

『amazonで何位か知らんがな。わいにとっては金字塔や!マスターピースや!マスターがピースしとんのやで!順位みたいなもんは誰が決めとんねん。わいが買い占めたったらええんか?それやったら思うツボやないけ!もうニッポンの国民指定推薦図書にしといたらええやんけ。なんやったら次世代から脳にチップ埋め込んでしもうたらええやんけ。』というくらいにオススメです。

実は高校生の時に妹に教えてもらって、北島の親父と同じ名前というのもあって、ずーっと心にひっかかっていて、社会人になってから周五郎を読むきっかけになってくれた本でもあります。

大衆文学作家
山本周五郎

純文学良しとされていた時代に、純文学を凌ぐ大衆文学に堂々と挑んだ巨星。

数々の栄誉に恵まれつつも、庶民からの賛辞がいちばんの賞と公言し、文壇や権威からの文学賞を固辞し、曲軒精神と揶揄された独自の姿勢は、時代をこえて輝きをましてゆくばかりです。

2005年10月27日

『木のいのち木のこころ』 西岡常一<天>小川三夫<地>塩野米松<人>

kinoinochi.jpg『木のいのち木のこころ』
西岡常一<天>小川三夫<地>塩野米松<人>
新潮文庫: 562 p
サイズ(cm): 16
ISBN: 4101190313
¥900(税込)
最後の法隆寺大工 棟梁 西岡常一
弟子の宮大工棟梁 鵤校舎 主宰 小川三夫
孫弟子の鵤校舎の工人 大工、引頭、長、連の21人

塩野米松の聞き書きよる師弟三代職人たちの記録。

法隆寺大工としての口伝に
「神仏をあがめずして社頭伽藍を口にすべからず」
「木は生育の方位のままに使え」
「堂塔の木組みは寸法で組まず木の癖で組め」
「木の癖組みは工人たちの心組み」
「百論をひとつに止めるの器量なき者は謹み懼れて匠長の座を去れ」
などとあるように、機能主義、功利主義のような合理的で均一的な金太郎飴教育に反して、徒弟制度で個々の癖に応じ、口伝や手を通して経験を伝える教育。
時代の変化でその形を変えながらも、師弟の生き様を通じて、同じ釜の飯を食いながら、世紀を超える仕事を成し遂げていく職人たちの姿に心を打たれます。
木すげえ、職人すげえ、日本すげえ。すげえのです。

ki.jpgこの本を読むきっかけとなった本。
『木』 幸田文
七十歳を越えなお、木への情熱に憑かれたようにして
全国を駆け巡った幸田文。その徒然の手記が、彼女の
死後、随筆集として編纂されたもの。
西岡家で法隆寺の解体・修理に立ち会ったときのことも
描かれています。

大阪にずっといて奈良にも何度も行っていたのに...
法隆寺見てません。
そのうちかぶりつきに行ってきます。
あとがきにも出てきますが、興味のある方はまずコチラに
ほぼ日刊イトイ新聞-法隆寺へ行こう-

2005年09月20日

新訳『ガラスの大エレベーター』 ロアルド・ダール

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新訳『ガラスの大エレベーター』
ロアルド・ダール コレクション[5]
ロアルド・ダール(著)
クェンティン・ブレイク (イラスト)
柳瀬 尚紀 (翻訳)
2005年07月30日初版発行
価格:¥1,260 (税込)
単行本: 270 p
サイズ(cm): 17.3
出版社: 評論社
ISBN: 4566014142

田村 隆一さんの訳でおなじみの『ガラスのエレベーター宇宙にとびだす』が柳瀬 尚紀さんの新訳にてリリースされています。
原作『チョコレート工場の秘密』(映画では『チャーリーとチョコレート工場』&『夢のチョコレート工場』にあたる)の続編として描かれています。
前作の夢あふれるファンタジーはさらに鼓動を速めて、ブラック・ユーモアも放射されまくる(特におばあちゃん&おじいちゃんたちから!)なか、ウォンカ(ワンカ)、チャーリー、ジョウおじいちゃんを中心として宇宙大に物語はひろがっていきます。こちらもぜひ映画化して欲しいですね。もちろんティム・バートン×ジョニー・デップコンビで(というかチョコファク出演者総出)!しかし、もしもロケをするとしたらあれだけの膨大なセットはそのまま使用したいはずなので、一旦そういった情報がない今!かなり映画化は先になるか...もしかしたらかなり困難なのかもしれませんね。う−ん...観たい!

2005年09月01日

新訳『チョコレート工場の秘密』 ロアルド・ダール

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新訳『チョコレート工場の秘密』
ロアルド・ダールコレクション[2]
ロアルド・ダール (著)
クェンティン・ブレイク (イラスト)
柳瀬 尚紀 (翻訳)
2005年4月30日初版発行
価格:¥1,260 (税込)
単行本: 269 p
サイズ(cm): 18
出版社: 評論社
ISBN: 4566014118

田村 隆一さんの訳でおなじみの本作が柳瀬 尚紀さんの新訳にてリリースされています。
私ははじめて読ませていただきましたが、まさに夢のような時間でした。移動や寝間でのふとした時間でも1日で読めてしまうような分量なのに、いつまでも心に残る名作だと思います。 まるでHIPHOPかのような韻を踏みまくるシュールな歌もオススメです。ある意味児童文学の中ではトラウマ度が高いシュールさがありますが、『マザーグース』よりはましでしょう。
『はてしない物語』、『銀河鉄道の夜』、『コロボックル物語』、『星の王子さま』、『ムーミン谷シリーズ』やレオ=レオニの絵本などを読了した時のような心持ちでした。
本国イギリスでは『指輪物語』、『ハリー・ポッター・シリーズ』とともに児童文学の上位3位を独占しているほどの人気ぶりとか。それもうなづける内容です。
世代を超えて伝えたい1冊です。

2005年07月12日

『寝ぼけ署長』 山本周五郎

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山本周五郎の唯一の探偵小説(といっても警察署長のお話)。

久々に移動読書を再開しましたが、もうこれはたまらないです。
すごいです。やばいです。号泣です。大岡裁きより小粋かつ大胆。
寝ぼけ署長かっこいいー!山本周五郎にはもうオスカーから内閣
総理大臣賞からよくできましたで賞から桜花賞までもう世の中の
すべての賞をさしあげましょう!ノーベル文学賞も。
そして師匠は生前そうされたように、すべての賞をのきなみ辞退
しはるねんやろうな。

短編集でまだ3話しか読めてへんのに、もう絶賛してまいました。

2005年03月16日

『台所のおと』 幸田文

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幸田文の短編小説集の表題作『台所のおと』。

妻であり弟子でもある才女の心の葛藤と成長を、臥所で
『台所のおと』を通してつかみとる職人。連れ添った夫妻に
おとずれる幸不幸の狭間にゆらめく愛の軌跡。

鋭敏に研ぎすまされた音への感覚。
職人ならではの視点で生と死を見つめるピンと張りつめた
緊張感の中にありながら、日溜まりのような愛を感じる。

絶妙な間合い。つつしみ深さ。まさに、あ、うんの呼吸。

小品ではあるがゆえに、無駄のない言葉と行間に漂う
有無を言わせぬずしりとした重み。その重みがふわりと
解き放たれる読了後の爽快感。

思わず本を載せる手も、こわれものに触れるような感触に。

そういえば人なりの音。ある。気づいてたのに忘れている。

2005年01月19日

『ウォールデン 森の生活』ヘンリー.D.ソロー

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『ウォールデン 森の生活』
著者: ヘンリー.D.ソロー
翻訳: 今泉 吉晴

単行本: 435p
サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 小学館
ISBN: 4093874956
2004/04

読みたい読みたいと思っていた世界の名著。
マーチー・ルーサー・キング牧師や、マハトマ・ガンジーへの影響でも知られるソロー。
28歳の時にウォールデンでの自然との共生を試みた時の経験から、文明を切り刻みながら人生のあり方を探る。最近の骨抜きなもやし君的日々のブラ下がり健康器と化しています。

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『STUDIO VOICE 森の生活』

GraphLaboの道下がVIVO名義でポスターを販売している自然写真家ERIOT PORTERのことや、ソローの『森の生活』など、今まさに読みたいところをリアルタイムに特集されていて背筋がゾクゾクしました。完全保存版ですね。じっくり読もう。

2004年12月24日

『錦繍』宮本輝

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錦繍
宮本輝著
新潮社 1300円(税別 ハードカバー※写真)
新潮文庫 400円(税別 文庫)

書簡体という手法で描かれた宮本文学不朽の名作。手紙を通じて、男女という枠を超えた人間同士の魂の対話が、漆黒の闇に二筋の光を紡ぎ出す。生命の不可思議なからくりの謎に迫る蘇生の物語。毎回息つく間もなく読み返して、その都度ぱたりと現在の自分を省みます。

2004年10月28日

『木』 幸田文

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七十歳を越えなお、木への情熱に憑かれたようにして
全国を駆け巡った幸田文。その徒然の手記が、彼女の
死後、随筆集として編纂されたもの。

物語ることのない木の言霊を感じとる聡明な知恵。
その姿に人の営みを重ねあわせる味わい深い洞察。

日本の古き良き生活様式の中で鍛えあげられた精錬で
潔い心根に触れて、思わず背筋を正したくなる爽快な
一冊です。

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