« 2008年05月 | メイン | 2013年01月 »

2008年06月28日

Daylight Dies『Lost To The Living』 ★★★★

Lost%20to%20the%20Living%27.jpg


North Carolinaのゴシック・メタルバンドの2年ぶりの3rd。

初期のParadise Lost、Katatoniaを思わせるミッド/スローテンポの楽曲中心のスタイルで、
北欧のバンドかと間違うほどの、繊細で叙情的なメロディを奏でる。
また、それと対比するブルータルなデス・ヴォイスとタイトなアンサンブルも力強く、
静と動のコントラストも見事だ。
楽曲はOpethほど複雑な展開をせず、比較的オーソドックス。
キーボードを用いず、ギターのアンサンブル主体で聴かせる。
今回もベーシストが録音を担当しており、クリアで奥行きのある音像も素晴らしい。

今作は前作までのスタイルを踏襲し、よりアンサンブルや楽曲に磨きをかけ深化させた作品と言える。
派手なところのないバンドだが、クオリティは高品質。
今、こういうオーソドックスなスタイルのゴシック・メタルを演奏するバンドは少ないので
彼らには頑張ってもらいたいと思う。

投稿者 metalx : 12:39 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月15日

『流星ワゴン』重松清

ryusei_wagon.jpg


38才のカズオは息子が不登校になり、妻から離婚を迫られ
そしてリストラに遭い職を失った。
死んでもいいかな、そんなふとした気持ちから現実とも夢ともつかぬ世界に迷い込む。

そこにあったのは、交通事故で亡くなった見ず知らずの親子が乗るワゴン。
幽霊とはおもえない明るさの彼らに導かれ、家族の分岐点になった過去を再び経験する旅に出る。
今は長くわだかまっていて、死を迎えようとしているはずの父親とともに。

カズオと息子の広樹、父親とカズオ、そしてワゴンを運転する親子。
その3つの父子の成り立ちが三様に描かれており、それぞれの人生を追想していく。
人生の後悔を埋め合わせていくかのように。

旅が終わっても、何も変わらない。現実は厳しいまま。
いや、ひとつだけ変わる。自分のこころだけ。

本を読んでるあいだ、終止泣きっぱなしだった。
やはり男性に読んでほしい本。

投稿者 metalx : 12:49 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月08日

「西の魔女が死んだ」梨木香歩

51K6B7P3PQL._SS500_.jpg


映画で話題になってたので、めずらしく便乗して読んだ。

中学生になったばかりのまいは、とあることから学校にいけなくなり
母方のおばあちゃん家でしばらく暮らすことに。
イギリス人のおばあちゃん(日本在住が長いので日本語は堪能)と
野いちごのジャムを作ったり、たらいで足踏みで洗濯したり
自然の中で穏やかな生活をすることで、人間本来のリズムを取り戻していく。

情景豊かな風景の描写や、おばあちゃんの素朴でおいしそうな料理が
読み手のこころをも洗うような、穏やかで暖かい物語。
号泣しました、って感じではなくじんわり胸が暖かくなる。

映画の予告編を見ると、サチ・パーカー演じるおばあちゃんが
まるで小説から出てきたようにぴったりのイメージで、思わず胸が熱くなった。

もうすぐ公開なので、楽しみ。

投稿者 metalx : 02:04 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月05日

「勉強」

昔から「勉強」が大キライだ。
勉強はやらされるもの。興味のない知識を詰め込まされるもの。
嫌なことをガマンしてやるもの。
同じように「勉強になるから」という言葉も大キライ。
向上心と功名心も似てる。どちらもキライ。

学問は好き。どんなことでもこだわって追求すれば学問になる。
研究も好き。興味があるから研究する。

似て非なる言葉。人によって捉え方はいろいろあるだろうが。

投稿者 metalx : 22:50 | コメント (0) | トラックバック