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2008年08月30日

Krisiun『Southern Storm』★★★★☆

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相変わらず素晴らしい。ブラジルの最凶3兄弟の7th。

今作も重戦車のごとき突進力は健在。
ここ数作は音質が格段に良くなったせいもあり、各パートの凄まじいポテンシャルが
さらに際立つようになった。
このバンドの特徴は、非常に演奏技術が高いのだが精密機械のようなプログレ・デスでははなく、
あくまで速度と重さと破壊力にこだわった激速重厚ブルータル・デスであること。
やはりドラムのスピード感が凄まじい。なにものも踏み砕いてゆくような迫力だ。
また間奏の流麗なギターソロも美しい。
デスメタルは意外にも緻密な演奏を楽しむために、ヘッドフォンでのリスニングが適しているが
やはり彼らの音楽は大音量で体で浴びて楽しみたい。

同郷の雄、Sepulturaのカバーもらしくて合ってる。
尻尾まであんこの濃厚な50分。90年結成のベテランが気概を見せる。

投稿者 metalx : 22:09 | コメント (0) | トラックバック

2008年08月25日

映画『百万円と苦虫女』

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困ったときに苦虫をかんだ様な笑顔をする21の鈴子が、
ある事件をきっかけに自分探しの旅に出る物語。

流れついた土地で100万円を貯めたら、引越し。
これを繰り返して各地を転々とする鈴子。

なんだかいけてなくて、ネガなのが運の悪さも呼び込むのか
たどり着いた土地でドタバタに巻き込まれる鈴子。

なんだけど、森山未來が出てきてからは映画の雰囲気が変わる。
蒼井優と森山未來。めちゃめちゃ絵になるふたり。

やっぱ実力のある俳優さんは違うなぁ。

プランターに植えられた葱の前で、劇中で初めて笑顔みせる鈴子が
なんだかたまらなくキュートでした。

よくある若い子の自分探しの映画なんだけど、脚本や演出が丁寧なのと
最近の邦画にありがちな、ノウミソが足りないような悪ふざけや
現実味のない設定がなくて、すっと感情移入できる映画でした。

鈴子のおとうと役の子や(いい味出してる)、ピエール瀧など脇役もいい感じ。
鑑賞後感が爽やかな映画でした。

やっぱ蒼井優ちゃんはいいなぁ。今のところ彼女の映画ははずれなしです。

投稿者 metalx : 12:49 | コメント (0) | トラックバック

2008年08月17日

Zebrahead『Phoenix』★★★★

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Californiaのメロディック・パンク/ラップ・コアバンドの6枚目。

本作は「MFZB」から出てきたマイナーコードのシリアス路線の延長で、
より強力になったバンドアンサンブルのもと1曲目からグイグイ高いテンションで畳み掛けてくる。
そういう意味ではSum 41の「Does This Look Infected?」みたい。
今回はポップで明るい曲や、バラードなんかは控えめ。

コーラスでの伸びやかなヴォーカルは、Sum 41のDeryckを思わせてカッコイイ。
ツインヴォーカルでのたたみかけは変わらず強力で、楽曲の出来はさすが。
ライブでのコール&レスポンスが楽しみ。
ちょこちょこ出てくるメロデス的なユニゾンリフやギターソロは、
彼らなりのメタルコアへのアプローチだろう。

Californiaのバンドらしい、スカコア/ラップコア/メタル/メロディック・パンクの折衷具合が絶妙。
全体的に多彩な楽曲という感じではなく、ポイントを絞って一気に聴かせるつくりで
全16曲(日本盤は18曲)で1時間あるのに、長さは感じさせない。

「Playmate Of The Year」のパーティ路線を期待した人はちょっとガッカリかな。
個人的にはこちらの路線も好きなので満足です。

投稿者 metalx : 20:54 | コメント (0) | トラックバック