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2008年09月10日

Hollywood Undead『Swan Songs』★★★★

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Myspaceで一躍注目を集めたCaliforniaの謎の覆面集団の1st。

Linkin ParkをさらにHipHopよりにしたようなサウンドで、
多くの曲がヴァースがラップ、コーラスがクリーンボイスの歌唱という構成。
ところどころに入るエフェクターをかけたスクリーミングはNINみたい。
全体的にアッパーでキャッチーな曲が多く、アゲアゲなテンションは中毒性が強い。

バンドサウンドの曲もあるが、基本的にインストは打ち込みがメインのよう。
なお、メンバーは全員MC・ヴォーカルで楽器は演奏しないようだ。
Deuceのみトラックメイカーとして、プログラミングなどでクレジットされている。

「Undead」「No 5」などのHipHop色の強いナンバーでのマイクリレーは刺激的だし、
「Sell Your Soul」「Black Dahlia」などの美メロ・エモの曲もいい。
アルバムの流れもうまくまとまっていて、最後まで一気に聞かせてくれる。

メンバー全員がペイントされたホッケーマスクのようなものを被っていたり、
プロフィールが公表されていないなどイメージ戦略も面白い。

本国ではアルバムセールスも好調のようで、日本で火がつくのも時間の問題かも。

投稿者 metalx : 01:12 | コメント (0) | トラックバック

2008年09月09日

映画『ぐるりのこと。』

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いやぁ、よかった。
映画館で泣くと、なんかみっともないから我慢していたんだけど
つい涙がぽろっと流れた。


どこにでもいるような夫婦の、10年間のものがたり。

やさしいけど定職についていない夫のカナオ。
しっかりしていて計画好きの妻の翔子。
そんなふたりの生活は、翔子が身ごもった子を流産してから
少しずつバランスを崩し始める。

こころのバランスを崩していく翔子を、やさしく見つめるカナオ。
ふたりで手をとって立ち直っていくさまにおもわず涙が出た。

主演ふたりの演技が絶妙で、芝居をしていない芝居が素晴らしい。
少ないセリフまわしでも、ふたりの表情やしぐさが雄弁に物語る。
本編に登場しない学生時代のふたりを、わざわざワークショップして
演じて役作りしたらしい。

監督の手腕も素晴らしい。
抑えた演出なのに、登場人物のこころのうつりかわりを見事に描写している。

鑑賞後の自分の顔が優しくなっているのがわかった。

ポニョだのスカイクロラだのが国際映画祭で話題になっていたが
名前だけでとうのたった監督の内容に乏しい映画を取り上げるぐらいなら、
日本にはこんな素晴らしい映画があるんですよ、と世界に言いたい。


投稿者 metalx : 14:29 | コメント (0) | トラックバック