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2008年10月26日

Rise Against『Appeal To Reason』★★★★

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Chicagoのメロディック・ハードコアの雄、新ギタリストにZach Blairを迎えての5枚目。

相変わらずメロディセンスが素晴らしい。
キックオフナンバーの「Collapse (Post-Amerika)」、軽快な「The Dirt Whispered」、
思わず拳があがる「Kotov Syndrome」などアップの曲もかっこいいが、
本作は「Long Forgotten Sons」「From Heads Unworthy」「Audience of One」など、
ミッドテンポでTimが力強く歌い上げる曲に聴きどころが多く感じる。
「Hairline Fracture」「Savior」はギターリフが渋くてやられた。

前任ギタリストのChrisがリフメイクに大きく貢献していたため、前2作で聴けたガツンとくるリフは減少したが
その分ダウンテンポでTimの力強いVoを生かした、シンガロングな歌ものパンク路線の曲に佳曲が多い。
結果、より幅広いリスナーが聞きやすくなったのだろう。
Billboard初登場3位というリアクションがそれを如実に物語っている。

Chris脱退に伴うリフの弱体化は否めないが、これはこれでとてもいいアルバム。
メロディック・ハードコアファン以外のリスナーにも広くお勧めしたい。

投稿者 metalx : 11:06 | コメント (0) | トラックバック

2008年10月08日

Story Of The Year『The Black Swan』★★★★

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アメリカのスクリーモバンド、メジャーレーベルを離れエピタフに移籍しての3rd。

2ndで顕著になったメロディック・ハードコアやメタルコアなアプローチをもとに、
1stのメロディアスな部分をうまく融合させて自分達のサウンドを作り上げることに成功している。

重厚なリフで始まる「Choose Your Fate」からいきなりカッコイイ。
「Tell Me (P.A.C.)」「Cannonball「Welcome To Our New War」あたりの曲は
切れのいいリフやアップビートでグイグイ攻める。
変わって「Wake Up」「The Black Swan」「Message To The World」「We're Not Gonna Make It」は
美しいメロディラインが印象的なエモ・メタル。
今作は持ち前の楽曲の良さが、さらに磨かれて昇華されている。

テンポチェンジやブレイクの挟み方、ギターフレーズのバリエーションなど楽曲のアレンジが非常に巧みになった。
アルバムの構成もよく考えられていて、SEやインタールードを挟むなど工夫があり冗長な印象を持たせない。
また前作は1stの反動かアグレッシブな部分がやや強調されすぎていた感があったが、
今作は静と動のバランスがよくお互いが共存している。

シーンが飽和状態になり各々のバンドが次の方向性を模索する中、レーベルを移籍して
真価を問われる勝負どころだと思うが、見事に自分達らしさを追及した力強い充実作を届けてくれた。

そして彼らの真骨頂は、所狭しとステージ上をメンバーが暴れまわるエンターテイメント性の強いライブ。
Taste Of Chaosでの来日も決定しており、ライブがとても楽しみ。

投稿者 metalx : 18:13 | コメント (0) | トラックバック