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2009年08月24日

映画『歩いても 歩いても』

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DVDで観ました。いい映画ですね。
淡々としていて大きな事件が起こるのではないですが、
日本人の心の原風景をさらりと描いたような作品でした。

母親と娘の台所でのやりとり。
父親と息子の不器用な会話。

どこにでもいる家族たちの、何気ないやりとりの中で
家族の抱える色々な問題を少しずつ浮き立たせる。
もちろん、それらは劇的に解決するわけでなく映画は終わる。

でも、人生ってそんなもんですよね。
抱えた問題がすんなり解決するわけでなく、それに寄り添って生きていく。

家族のあり方、いろいろ考えさせられます。
うっとうしいけど、いとおしい。
若輩の自分が言うのもおこがましいですが、それが家族というものかもしれません。

年齢を重ねるほど、胸にしんわり染みてくる映画です。

p.s.
8/29からアメリカでも公開されるようですね。
いかにも日本的なこの映画を海外の人はどう観るのでしょうか。
楽しみですね。

投稿者 metalx : 19:43 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月17日

『星守る犬』村上たかし

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ハッピーが、おとうさんが可哀相で大泣きしました。
切な過ぎる・・・
おとうさんの末路は、なんだか自分の将来を見ているようで
胸がつぶれそうでした。
今のままだと、人知れず孤独に死んでいくと思うので。

後日譚になる向日葵を読んで、少し救われました。
決してふたりは不幸せではなかったと。

ハッピー、おとうさんといっぱい散歩してるといいなぁ。

投稿者 metalx : 16:38 | コメント (0) | トラックバック

映画『ディアドクター』

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公開から少し経ちましたが、やっと観れました。

西川監督は人のこころの揺らぎを描くのが上手い。
ともすれば、言葉にするのも難しい感情を見事に表現している。

この作品は、笑福亭鶴瓶をキャスティングしたところが白眉でしょう。
扱う材々は過疎地の深刻な医師不足や、終末治療など結構重いテーマのはずですが
彼が画面に現れるとほんわかした笑いに包まれます。
完成されたキャラクター。それが映画でも見事な効果を与えています。
大女優、八千草薫の存在感溢れる演技も素晴らしい。

人間、生きていると辛いことがたくさんあります。
それはみな同じ。
ただ、人生を悲観的に生きるか楽観的に生きるかで、
生きた人生そのものが違う彩りになるような気がします。

そんな嘘は、罪でしょうか?

鑑賞後に余韻に浸れる、いい映画でした。

投稿者 metalx : 11:50 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月13日

富司 純子。

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大好きな女優さんです。寺島しのぶのお母さん。

若かりし日の全盛期はもちろん存じませんが、近年の名脇役ぶりですっかりファンになりました。
『フラガール』や『山桜』での演技で、登場シーンは少なくても見事な存在感で
物語に奥行きを与えられています。
特に『山桜』ではほんとに最後に少しだけ出演して、たった一言で枯れるほど涙が出ました。

彼女が出演している、と知るだけで作品に奥行きを感じてしまいます。

投稿者 metalx : 22:47 | コメント (0) | トラックバック

2009年08月01日

『プルートゥ』を読み終えて

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深く感銘を受けた。
ロボット達の生き様に何度も何度も涙を流した。

生命を持たないロボット。
心を持たないロボット。

果たしてそうだろうか?
昔の人々は、物にも魂が宿ることを知っていた。
古い伝記や言い伝えにそんなエピソードがたくさんある。

科学が発達した現代人は、何かとても大切なものを見失ってはいないだろうか?
私自身、見失っていた何かに気付かせてもらった。

浦沢直樹、そして手塚治虫。
偉大なる作家によるコラボレーションはここにひとつの記念碑を記したと思う。

投稿者 metalx : 23:01 | コメント (0) | トラックバック