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2011年12月12日

映画『ラビット・ホール』

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大好きなジョン・キャメロン・ミッチェルの最新作です。
会社の先輩に「いい映画だけどあんまり期待しないで観てきて」と言われ
観に行ってきました 笑
全編に渡って、監督の人柄の出た優しい雰囲気の映画でした。

ニコール・キッドマン演じるベッカとアーロン・エッカート演じるハウィーは
幼いわが子を眼前で交通事故で失ってしまった夫婦。
事故から8ヵ月経って見た目には落ち着いているが、お互いに心に大きな影を
残して生活しているためにケアサークルに参加したり家族と過ごしていても、
ささいなことで気持ちを害してしまう。
そんなある日ベッカは偶然、事故の加害者の高校生とばったり出会い、以来少し
ずつ交流をしていくことになる。
彼が話す「パラレル・ユニバース」(あえて英語表現で書きます)の話を聞いて、
ベッカの気持ちにも変化が表れ始める。

難しい題材だと思います。幼い子を失うというのは誰しもが経験することでは
ありませんし、当事者の気持ちはなかなか推し量れない。
気遣いはするのだけれど、どう接していいかわからない周りの気持ちはよく
わかりました。
監督は映画全体の雰囲気で喪失を抱えて時間が止まってしまった2人の哀しみと、
彼らを取り巻く家族や友人たちの思いやり、そして2人の心の変化をうまく表現
していたと思います。
登場人物たちの気遣いや思いやりが優しかった。

ニコール・キッドマンの綺麗なんだけどツンとしたきつい顔立ちが、心の傷の
ためにゆとりを失ってしまった女性の役にうまく合っていました。
そう言えばニコール・キッドマン、会ったことあるんですよね。
といっても仕事でイチスタッフだったので、もちろん会話したことはありませ
んが 笑
スクリーンの印象そのままのお人形さんみたいな美しさでした。
しわくちゃで垂れ乳のババアのキャメロン・ディアスとは大違いでした。
脇役では母親役のダイアン・ウィーストと加害者の高校生役のマイルズ・テラー
(出演当時23歳だそうです)が雰囲気が出ていてよかったです。

投稿者 metalx : 18:29 | コメント (0) | トラックバック

2011年12月03日

Corrupted『Garten Der Unbewusstheit』★★★★★

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大阪のドゥームバンドの4th。

オリジナルメンバーであるHeviとTalbotが本作をもって脱退。
それもあってかバンドのキャリアを総括する集大成ともいえる作品となった。

前作でも感じたことだが、叙情的なメロディーを積極的に静音・轟音パートともに
取り入れるようになったことにより、サウンドがMournful Congregationに近い
フューネラルドゥームに変化してきている。
それを特徴づけるのがMark Yokotaのギタープレイで、フィードバックノイズで
空間を埋め尽くすTalbotのギターとは対照的な叙情的フレーズを明確に奏でる。
悲哀を感じさせる耽美なメロディーは全編に渡って楽曲を漂い、静音と轟音の
コントラストは静かで深い哀しみと怒りを表現している。
特に静音パートはドゥームというより70sプレグレのような趣がある。
Heviのグロウルも変わらずブルータルでありながら、まるで歌唱しているような
深みを感じさせて楽曲のイメージを膨らませる。
全3曲60分強ではあるが、それぞれの曲間は繋がっているので通して聴くと
一つの楽曲のような纏まりがあり、長大なスケール感と物語性を感じさせた。
ここにきてバンドとしての表現力は一つの到達点に達したようだ。

前作あたりから垣間見せた叙情化の傾向を安易に聴きやすくる方向性に寄せず、
バンドの表現手法として巧みに消化し見事に消化させた力作といえる。

今後バンドは新たなメンバーを迎え継続するようす。
脱退した二人もどういった活動を行うのか気になるところですね。

投稿者 metalx : 17:17 | コメント (0) | トラックバック

私が高校生の頃、母が大病を患った。
入院治療し完治して今も健在である。

母が入院し治療しているとき、私には病名は知らされなかった。
父と二つ上の姉は知っていた。
そのとき私はのほほんと高校生していたわけだ。
母の病気が完治して初めて病名を知らされた。
当時は父や姉が私を慮って伏せていたと解釈した。
しかし、今改めて思うと、不具者である私には理解できないと
思っていたのではないだろうか。
私は人並みになにひとつ満足に出来ないし、理解力もない。
それもあってか癇癪を起こしてすぐに機嫌を害し憤る。
容姿も醜く不具者である私を両親は長らく心配していただろう。
今一人前の社会人のような顔をして生活できているのは、
紛れもなく両親のおかげである。

そんな不具者な私では、たとえ高校生という年齢でも
事態の重要さを理解できないと思ったのだろう。
いつ何時でも家族に迷惑を掛ける存在である。
なぜ、この世に生まれてきてしまったのか、全くもって残念である。
基から存在を消滅させていただきたい。

投稿者 metalx : 17:15 | コメント (0) | トラックバック

人生に希望など必要ない。
希望なんか抱くから、裏切られ失望する。
希望など端から持っていなければ、失望する事も無いのだ。
だから自分はずいぶん前から希望など持たずに虚無を持っている。
そうすれば安定して自分でいられるから。
そしていつか訪れる死を心待ちにしている。
死こそ希望だ。
死はこの惨めで悲惨な人生に終わりを与えてくれる。
早く死にたいと心から思う。

投稿者 metalx : 13:25 | コメント (0) | トラックバック