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2012年03月29日

ふと。

前に人からやられて不快に思ったこと(ささいなことですが)を、
今日思わずやってしまった。やってから「しまった!」と思った。

気が緩んでたね。
気を付けよう。

投稿者 metalx : 21:56 | コメント (0) | トラックバック

2012年03月26日

映画『ポエトリー アグネスの詩』

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「オアシス」「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督による
新作映画。
毎度毎度タブーに挑み続ける社会派の監督ですが、本作は少年犯罪と
その加害者家族をテーマに扱っています。
以下、ネタバレを多く含みますので、これから観ようと思っている人は
閲覧ご注意ください。

主人公は都心に出稼ぎに出ている娘の代わりに孫を育てている、初老の女性。
夫に先立たれ、孫と二人暮らし。
孫は中学生で思春期・反抗期真っ盛り。
祖母の言うことも聞かず、男友達と夜遅くまで遊びまわっている毎日。
そんな折、病院帰りの主人公は近所の女子中学生が飛び降り自殺した
ことを耳にします。
孫と同じ中学ということで孫に聞いてみても、知らない子だと素知らぬ顔。
同じ中学でもそんなもんかと思った矢先、孫の男友達の父親からの知らせで
自殺した少女は孫を含めた男友達6人から性的暴行を受けていたことを
知ってしまいます。
子供の親たちは一様に事件が表沙汰にならないよう、被害者家族に示談を
納得させるよう画策します。
主人公はそんな親たちに巻き込まれながらも、被害者少女や被害者の母親の
心情を思って心を痛めます。

時同じくして、主人公は詩の講座に通い始めます。
少女の頃に志すも、長い間忘れていた詩への思い。
うまく言葉が浮かばず、詩作に苦しむ彼女は、あるテーマを詩にしようと
模索していきます・・・

劇中では事件の経緯や被害者・加害者の心情などは描かれておらず、それを
想起させる物すら登場しません。
事件後の流れを主人公の老女の日常を通して淡々と描いているだけです。
また、主人公の内情をセリフ等で表すことも特にないので、観ている側は
彼女の行動から内面を推測していくことになります。
よって、観る側の人生経験が如実に返ってくる作品と言えるでしょう。
私は親ではありませんが、自分ではなく自分の血を分けた身内、可愛がっていた
孫が犯した凶悪な犯罪に対する内面の葛藤は、言葉にし難い物があると思います。

タイトルにあるアグネス、とは自殺した少女の洗礼名。
そして聖アグネスも若くして殉教した聖人のひとり。
「シークレット・サンシャイン」で宗教に対する矛盾を描いた監督が、今回は
洗礼を受け聖人の名を冠する少女に過酷な運命を与え、そして加害者家族が
抱える心の葛藤を描いています。

投稿者 metalx : 21:34 | コメント (0) | トラックバック