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2006年02月14日 | 日陰の本棚

【ゲド戦記】ル・グゥイン

ものごころついたころから、
ゲドシリーズって、目にしてましたよね。
小学校の図書館に必ずはいってますな。
本屋さんの児童書のコーナーにもかならずありますわな。
中学校、高校、大学の図書館にもあるし。
でも、なぜか手にとったためしがない。
なんでか。
地味な表紙や雰囲気のせいでしょうか。
ナルニアや指輪やはてしない物語やその他の華々しいファンタジーの
陰にかくれていたからでしょうか。
「戦記」とついてるくらいやから、
戦いの話ばっかでつまらんのちゃうか と
勝手に思ってたからかな。

ハヤオの息子さんが映画化するし、
まあこんな機会でもないとアレやし読んでみますかと
軽いきもちだったのですが。
この年末年始ゲド戦記6冊を読み終え
わたくしみぶるいしました。
こんな凄い本を、手にとらず読まずに一生を終えるところでした。
ぎりぎりセーフ!

アースシー(EARTHSEA)という世界でのおはなし。

アースシーに存在するものは全て「真の名前」を持っている。
例えば「石(イシ)」は仮の名前。隠された太古の「真の名前」が存在する。
動物も、人も、植物も、鉱物も。あらゆるものに。

そのモノの「真の名前」を知り、「真の名前」を呼ぶことで、
そのモノを完全に支配できる。
そのモノに対して魔法の力を発揮できる。

アースシーに住む魔法使い達は、あらゆるモノの「真の名前」を知ること、
つきとめることに情熱をかたむけ、
自らの学問や、人びとの生活に役立てている。

しかし、「真の名前」を誤って使うと
世界の均衡がくずれてしまう。

そして、少年ゲドが登場するわけです。

魔法使いとしてぐんぐん成長していくゲド。
ほかの魔法使いに負けまいとする
嫉妬やねたみやおごりや弱さにさいなまれるゲドは、
禁じられた魔法を使い、誤って
死の国から「影」を呼び出してしまう。

そして、ゲドはみずからが呼び出してしまった「影」に
昼夜追われ、逃げまどうことになる。

「影」の「真の名前」を見つけ、呼ばないかぎり、
ゲドに勝ち目はないのです。

影から逃げ、影と向き合い、影を追いかけ
そしてついに、影の「真の名前」を見つけるまで。
これが第1巻「影との戦い」のあらすじです。

「ことばは沈黙に 
光は闇に 
生は死の中にこそあるものなれ 
飛翔せるタカの 
虚空にこそ輝ける如くに」

読み終えてどきどきしっぱなしでした。

いまだいじなことがいま目の前に書かれてあるのに、
つかめそうでつかめーん
どーしよー!  
 ってなおろおろどきどき感でしたな。

もっかい読み返そうと思っています。

みなさんもぜひに!
Tシャツ1枚買うお金で、
生涯に何回かしかない、大切な出逢いの1つに
であってください。

お金なければ図書館で!


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コメント

by メタ 2006年02月20日 19:37

いいっすねぇ。ゲド戦記。

僕はまだ読んでませんが、調べて概要を読んだりして
読みたくなりました☆

amazonのレビューでもあったんだけど、多くのファンタジー
小説に比べて、自己との葛藤や内面が深く描かれており、
それなのに子供から大人まで楽しんで読めるファンタジー
としても成立してる傑作との評価。
なるほど、二馬力が手を出すのもうなずける。
最近駿は少しテーマが重過ぎるので、息子にバトンタッチ
したのは正解かもしれませんな(笑)

とにかく、映画も楽しみになってきました。

by やまさん 2006年02月20日 22:47

でしょー!二馬力ってかんじでしょ。
ゲド戦記に出てくる登場人物と同じ名前が
ハヤオ作品(とくにナウシカ)に使われてたり
第2巻「こわれた腕輪」は、ナウシカに出てくる“墓所”のシーン
に雰囲気が似てる。
ハヤオ氏はこの作品から大きく影響を受けているようです。

映画たのしみやねえ。
「ロード・オブ・ザ・リング」のように
原作とはりあうくらいのデキになることを期待。
(ナルニアは、ちときびしいらしい)

ぜひぜひゲド戦記と出会ってください。

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